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  • 執筆者の写真HAKO FES

HAKO FES ライブレポート⑥ 中山拓人



神戸、京都、そして大阪。

2018年のハコフェスが、ここからはじまる。


関西でハコフェスが始まったのは

2016年の夏

東京のハコフェスを持ってくるのではなく、「その場所だからできるハコフェスを新たに生み出していこう」という気概は、各地に展開していく際にもとても重要なスタンスになったと思う。

土地が違えば、人も違う。

各地から集まった奏者と地元の奏者が織りなす空間というのは、まさにその土地ならではの中身に繋がっていく。


その第一歩として拓かれた関西ハコフェス。

観に来た方なら分かるであろうあの関西ならではの掛け合いも自由さを増し、かつ熱気とともに演目も進化させながら、2018年の3都市開催を迎えようとしていた。


2018年

7月に神戸と京都

8月に大阪2days


開催の日程は毎年違う。

2017年も3都市での開催だったが、3日で4公演という密度の高い日程だった。

2018年はまた初めての形で、本番に向かう気持ちや終えた後の感じ方がどんなものかも含めて楽しみだったし、実際京都から大阪まで一ヶ月空いていたのが新鮮で、余韻と経過をお客さんとともに長い時間楽しめたのも個人的によかったと思う。

カホンバトルなど新しい演目も加わり

1日1日濃い時間が刻まれていった。

あの空間、あの時間を共有できたこと

カホンでこんなことができるのか、という声を多くいただけたことは、関西でのハコフェスの自信とさらなる飛躍に繋がるだろう。





ペルー式のカホンは、上に座って打面を叩く。

座れる楽器なんてそうそうない。

やろうと思えば自分で作ることもできてしまう。

それでいて、奥が深い。

公園にあれば楽器と知らずに座った人を驚かせ

製作では子どもに物作りの楽しさを教え

ステージでは楽器としての本領を魅せ

誰でも音が出せる懐の深さもある。


自分自身がカホン奏者として

伝えていきたい魅力と

ハコフェスの一員として

表現していきたいこと

共通しているのはやっぱり

「楽しい」ということ

そしてその楽しさが

音楽を好きになること

人と仲良くなること

知らなかったことを知ることで

無限に広がっていく

可能性を持っているということ。


ハコフェスはこの楽しさを

最大限に増幅させて体感できる場。


カホンのある生活が「日常」となって

一緒に楽しんでいける

そのきっかけとなれるように。


2019年のハコフェスが、ここからはじまる。



-中山拓人-



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